【規約関連】GooglePlayデベロッパー販売/配布契約について その2
前回の続き。
GooglePlayデベロッパー販売/再配布契約について
前回は第三条まで確認したのでその続きから。
第四条は少し長いです。
4.デベロッパーによるGooglePlayの使用
4.1
デベロッパープログラムポリシーも確認してね。play.google.com
デベロッパープログラムポリシー自体の内容は信頼されるアプリを制作するためにはこんな所に注意してアプリを制作してねって話。
内容が多岐にわたるけど、こちらも確認しておくのがよろしいかと思う。
今回は割愛させてもらうけどね。
4.2
アプリに関する必要な情報とサポートはしてね。
対象端末上で機能するために必要なアクセス権限について正確に開示してね。
これはGooglePlayで公開すると更新日やサイズ、インストール数、提供元と一緒に”権限”って項目があるけれど、これにも関係する事と思われる。
制作時にAndroidManifestファイルに関連する項目を忘れないように記載しようって事になるのかな。(自動でやってくれるので、あまり変更した事はないけど。)
4.3
発行してあげたGooglePlayConsoleのアカウント管理はちゃんとしてよね。
何かあっても僕(Google)は責任取れないよ。
あと、場合によってはアカウントの数は僕の方で制限する事もあるからね。
4.4
君(デベロッパー)が作って僕の店(GooglePlay)で発表した物については僕は何の権利も主張しないからね。
(これについては何らかのマージンを取ったりすればとんでもない利益を得られるんじゃないって思うんだけど、サービス料や広告収入だけでいいって言うのは太っ腹なのか? いや、それでも相当だけど)
4.5
僕の店(GooglePlayStore)で商品を出す以上、他の店の商品(Android端末で動くGooglePlayを介さないアプリ)の配布を促進するアプリは出さないでよね。
※例えばGooglePlayに置けるアプリは100MBの制限(プレイ後に追加DLならOK)があるので、ゲームの序章をGooglePlayに置いて、本編は自身のサーバから落として遊んでもらうなどはNG。要注意です。
4.6
法律やガイドラインで認められている目的でのみGooglePlayは使用できるよ。
(詐欺や犯罪を行うアプリは当然ダメ。)
4.7
ユーザーから出てきたアプリへの苦情は全部開発した君(デベロッパー)が責任を負ってね。僕(Google)は知らないから。
連絡先情報はちゃんと更新してね。ちなみに君の連絡先は僕のお店(GooglePlay)でユーザーが確認できるようにしておくから。
それと、ユーザーからの問い合わせがあったら、
有料アプリは3営業日以内、僕(Google)が緊急案件と判断した問題については24時間以内に応答するように!【重要】
もしも十分なサポートが提供されてないって事なら対象商品を目立たない位置に移動したり削除したりする可能性もあるからね。
4.8
アプリを通じてユーザーの個人情報を取得する場合、ちゃんと法律に則ってプライバシーの保護などに努めてよね。
個人情報を収集してるなら、ユーザーにちゃんとその事を伝えること。
それと収拾した個人情報は目的外には使用しないこと。
他のアプリと連携させてアプリ間で個人情報のやり取りをする場合はユーザーと契約してちゃんと許可をもらってね。その場合はそっちの契約内容でいいよ。
ユーザーからGoogleアカウントに関する個人情報(メールアドレスなど)をもらった場合、ユーザーが許可した目的で使用する場合のみ使ってもいいよ。
※個人情報を収集するのならその目的をユーザーにちゃんと示してって事ですね。
(例:メルマガを送るためにEメールアドレスを収集、商品の送付の為住所を収集など)
逆に個人情報を目的外に使用することはNGです。
例えばアプリAに登録した個人情報を、別のアプリBに連携させて使用する事はNGです。この場合はユーザーに許可(契約)をもらう必要があります。
許可をもらった場合のみ、その契約内容に基づいて連携させることができます。
4.9
GooglePlayを攻撃するような行為に関与しないでね。
GooglePlayで取得したユーザー情報はそのアプリの販売や配布する目的以外で使用しないでね。
4.10
君(デベロッパー)の商品で何か問題があったら君の責任だから。
僕(Google)は一切責任は取らないからね。
4.11
ユーザーからの評価でお店(GoogleStore内)のどこにアプリを置くか決めることもあるからね。
まだ評価が無いアプリは君(デベロッパー)の履歴で判断するよ。
まったく履歴が無い新しいアプリについては僕(Google)の判断で置く場所を決めるから。
※新規参入したアプリは新着に載りにくかったりするのはそのせいかも。
第4条の内容はこんな感じです。
以下の内容はしっかりと確認しておくといいかもしれません。
気を付けないと契約違反になる事も。
4.5 GooglePlay以外での対象商品の配布
4.7 ユーザーへの問い合わせへの対応
4.8 個人情報に関する取扱い
4.11 GoogleStoreの掲載順に関わる項目
5.許可
Googleがデベロッパーに対して許可してほしいな。お願いw って話。
内容をまとめようと思ったんだけど、合ってるか自信がないので何とも。
とりあえずまとめてみる。
5.1
ちょっと許可してほしい事があるんだ。僕(Google)に以下の事を任せてほしい。
a)GooglePlayの運営及びマーケティング
b)アプリをインストールする端末およびサービスに関するマーケティング
(Androidのこと??)
c)デベロッパーの代理としてアプリのストレージやユーザーアクセスを可能にし、第三者がホスティングサービスを提供できる事。(??)
d)GooglePlay、PlayConsole、Androidの改良
e)アプリの非独占的、かつ無償で、複製、実行、表示、分析、使用ができる権限。
(eはアプリケーションセキュリティパートナーへのサブライセンスを持つデベロッパーが対象)
※b、cの項目に関してはちょっと自信がない。各自、解釈してください。(そして正解を教えてほしいです)
5.2
君(デベロッパー)の管理と指示に従って僕(Google)は対応するんでよろしくね。
5.3
ユーザーにはアプリを自由に使用してもらえるように非独占的で永続的なライセンスを許諾してね。(デベロッパーの都合で使えないようにしたりイジワルしたらダメよ。)
あとファミリーグループって機能があるんだけど、ファミリーグループって言うのは……(割愛)
もしもユーザーの使用を制限したい場合はユーザーとライセンス契約(エンドユーザーライセンス:EULA)を結んでね。EULAの内容については僕(Google)は責任を取らないから。
5.1については何でこんなにわかりづらい書き方してるの? 嫌がらせ? って感じ(もしくは私の理解力が足りないか)なので、気になる人は調べてみてください。(丸投げ)
6.ブランド表示および広報
6はデベロッパーの持つブランド(知的財産権など)の取り扱いとGooglePlay上のマーケティングでのブランドの取り扱いについて。
6.1
アプリが含む知的財産権などのブランドは当事者に帰属します。
当事者(デベロッパー、Google、その他第三者)はブランドの権利等については許諾もしなければ取得もしないようにしますよ。
※キャラクターをGooglePlayで表示させたからGoogleにお金を払え! や勝手にGooglePlayで掲載したな。使用料払えっ!って話は無しねって事かな?
6.2
デベロッパーの商品を無償でGoogleStoreに表示させる事を許してね。
6.3
対象商品の販売促進などの目的に限り、関連会社についてもアプリのブランド(知的財産)を無償で使わせてよね。
例えば、Googleの広告、テレビCM、屋外広告、出版物もだし、何かのプレゼンテーション資料、Googleの顧客に対してアプリのプレイ動画やキャラクターなど
6.4
君(デベロッパー)はマーケティング目的に限りAndroidのブランド表示を使ってもいいよ。
6.5
君(デベロッパー)がアプリの販売、配布を中止した場合、アプリのブランド表示を中止します。(但し、ユーザーに再インストールの実施が必要な場合は例外です。)
アプリのキャラクターなんかをGoogleの広報などに無償で使わせてよね。
Googleだけじゃなくて関連企業にもキャラクターなんかを使わせてよね。って話だと思います。
勝手にでもいいのでGoogleの広報なんかに使用してもらえるくらい有名になりたいものですね。
7.プロモーション活動
GoogleがGooglePlay上で行うプロモーションに関する規定。
こちらは何かあったらGoogleが責任を取るって話みたいです。
7.1
ギフトカードとかクーポンとかのプロモーションをさせてもらう事もあるけど許しテネ。プロモーションは一括でアプリの値引きをするって事はしないよ。
ユーザー側のアクションでアプリが値引きされるとかそんな感じになるかな。
以下の事を約束するよ。
・君(デベロッパー)への支払いに影響はないようにするよ。
・値引きはGoogleが行った事だってユーザーにちゃんと伝えるよ。
・君が設定した価格はちゃんとユーザーに伝えた上で実施するよ。
・値引き処理は僕の方でやるから君は何もしなくてもいいよ。
・何かあった時の責任は僕(Google)が請け負うよ。
7.2
プロモーションの際に君(デベロッパー)のブランドを使用させてね。
GooglePlayで時々行っているアプリの値引きキャンペーンに関する事ですね。
有料アプリ購入時に値引きしてくれるっていう。
8.対象製品の削除
リリースアプリの削除に関する条項。
デベロッパー側の意志で削除する場合や、法的に問題がありGoogle側が削除する事などがまとめられています。
8.1
君(デベロッパー)はいつでもアプリは削除してもいいよ。
ただ、削除する場合はアプリの払い戻しなどはちゃんとやってね。
過去にアプリをダウンロードしたユーザーの権利は残るからね。
販売、配布を中止するってだけでユーザーの端末からは削除されないし、販売したアプリに対するデベロッパーのサポート義務は残るからね。
8.2
アプリが何か法律を侵して削除された場合、Google内のデータも全部消すから。
有料アプリの削除だった場合、ユーザーに全額返金するよう要請するかも。
(返金要請は販売から一年以内の場合、もしくは地域の法律に準じて等の条件あり)
8.3
僕(Google)に君のアプリの内容が適切か監視する義務はないから。
ただ何か以下の問題があったら僕の判断でアプリの承認を否認したり、アプリをGooglePlayから削除したり、アプリの分類を変更したりするから。
・法律違反
・Googleとの契約違反、およびプライバシーポリシー違反
・端末メーカーやプロバイダとの販売契約違反
・Googleなどに何らかの責任を負わせる恐れがある場合
アプリがユーザーの端末やデータに深刻な損害を与えるような場合はアプリを削除するかも。問題があった場合、支払いを保留にする事もあるよ。
8.4
端末メーカーとかに迷惑かけるようならアプリを強制削除するからね。
ひとまず……
今回はココまで。残りの条項は7つ。ひとつひとつが短いので、残り一回で終わりにできると思います。
4~8で特に気になったのは4の内容。
4.7のユーザーからの問い合わせは3営業日以内などは知らなかった人も多いのでは?
今回はここまで。それでは。