ReachMoon

アプリ開発チーム”ReachMoon”のブログです。

Admobの広告配信が制限された話

 

 

「俺、なんかやっちゃいました??」

 

某ジャンルの小説、漫画などで最近よく耳にするセリフ。

無自覚な主人公が世間一般の常識から外れたチートスキルを無自覚にお披露目してしまい、集めた視線に向けて放つセリフである。

 

違う。やっちまいました。Admobアカウントの広告配信が数日前(6月3日より)に停止(いわゆる垢バンってヤツですね。)されてしまいました。

 

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今回はその経緯も踏まえ何が起こったかを記録に残しておこうと思います。

いや、自分でも良く経緯が分かってないんだけど……

同じような状況に陥る人を少しでも減らせるように情報提供をしようと思います。

(実際はネタにしたいだけって事は内緒)

 

最初に伝えておくと、バナーをクリックすると垢バンされるという話は聞いていましたが、どうやら垢バンされる条件はそれだけでは無いようです。

アプリを立ち上げる等の行為も場合によっては配信制限の対象になるようです。

その辺りも含めて書いていこうと思います。

 

はじめに

 全ての始まりはココから。

去る2020年5月26日、ReachMoonの初タイトルとして「7thRoomEscape」をGooglePlayよりリリースしました。

play.google.com

 

このアプリはティラノビルダーで制作しているんですが、世界中から英知を集結させ(ネットで情報収集してんやわんやして)無料広告(バナー)を表示させることに成功しました。

 

これで少しは収入が入る! そう思ったのも束の間、事態はそう簡単ではありませんでした。

 

DL数が伸びない!

最初の一週間、DLは全く伸びませんでした。

同じ週にリリースされた無料アプリはどんどんDL数を伸ばしているのに?

まぁ仕方ないヨネ。これが現実ダヨネ。なんて事を考えていました。

 

DL数が伸びない間も私はせっせせっせとアプリを立ち上げ、アプリを起動させていました。あぁ、今日もバナーが表示されている。いずれこのバナーは私の糧となる。

そう信じてアプリを立ち上げ、アプリを落すという行為を繰り返していました。

メッカに向かって日に何度も拝礼を繰り返す敬虔なる信者のように、アプリを朝に立ち上げ、昼に立ち上げ、夜に立ち上げ、辛いことがあらば立ち上げ慰み、悲しいことあらば立ち上げ心の支えとし、作業に飽きれば立ち上げニヤニヤする。そんな一日を過ごしていました。

 

っていうか、ReachMoonとしてリリースした初アプリだし立ち上げるだけなら無料デショ? バナーに触れなければ問題ないでしょ? 数日は嬉しくって意味も無く何度も立ち上げちゃうデショ? これがいけなかった。

 

ある日、広告表示がされなくなった!?

リリースして1週間ほどした6月3日。事態は急変しました。

急にバナーが表示されなくなったんです。

 

バナーが表示されなくなったことをネットで調べてみると、

 ①自社のアプリのバナーをクリックすると垢バンされた。

 ②リリース、アップデートの際に表示されなかった。

 ③広告のストック(表示回数)が規定値になった。

 ④広告のリクエストが少ない。

 ⑤なぜか理由もなく広告が表示されなくなった。

 

等の情報が……

 

①の話。これはadmobのプログラムポリシーにも記載されていることなのですが、パブリッシャーが自身のアプリに掲載された広告をクリックしたり、手動やツールを使って広告のクリック数を作為的に増やす事は禁止されています。
そのような行為を行った場合は広告の掲載がストップする事があります。

 

詳しくはadmobのプログラムポリシー>無効な操作を防止する に記載があります。

support.google.com

 

これは事前に聞いていたので立ち上げてバナーをクリックしないように注意していました。これじゃないよな。


②の話。

これは広告の設定をしてから広告の発行まで数時間程度、時間が掛かるとの事。
他にも広告が表示されない一般的な理由としてadmobに記載があります。

 

support.google.com

 

広告はリリース後、一週間は表示されていたのでこれでもなさそうです。


③ですが、admobには広告のストック(表示回数)が設定されているようです。
広告の表示回数が個人やユーザー層に対して規定回数を超えると表示されなくなるようです。


ん? ストック数? DL数が無いのに規定回数を超えるなんて事もないでしょ?
って事で、これでもなさそう。

 

④について
広告のリクエストが少ない……

 

あっ、もしかしてコレですか?? ……いや、それにしてもいきなり配信を取りやめるなんて。何か通知してくれてもいいような気がするんだけど……

 

⑤の理由不明については2019年ころから発生しているようで、Admob(Adsence)側のシステムの改修により無効なトラフィック(作為的なクリック行為)やトラフィックの品質(広告のリクエスト状況)が確認できない場合、配信を制限、無効にする場合があるとの事。こちらは④の理由も含まれる場合もありそう。

 

という事で、たぶん④の『広告リクエストが少ない』が原因ではなかろうかと……

めでたしめでたし。

 

そうじゃなかった。

広告のリクエストが少ないから表示されなくなったんだ。それなら仕方ない。
理由が分かった事で、私はその後も日に数度、アプリを立ち上げてニヤニヤする日々を送っていました。

アプリにバナーが表示されなくなって数日たった6月7日。
突然、メールで通知が来ました。

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Googleからの通知メール

無効なトラフィック
えっ? それってもしかしてアプリを立ち上げてニヤニヤしてたこと?
タップとかしてないんだけど、マジかぁ。

た、対処法は? ってなんで英語やねん!!

(30日程度、経過観察します。その間、しっかり自分を見直せってことみたいです。)

 

調べてみた

admobではプログラムポリシーで”無効なトラフィック”を禁止しています。
無効なトラフィックの詳細については下記参照。

support.google.com

その中の記載に

 

 

無効なトラフィックとは、広告主様の費用やサイト運営者様の収益を作為的に増加させる可能性のあるクリックやインプレッションのことです。無効なトラフィックには、意図的な不正トラフィックや偶発的クリックが含まれます。

 とありました。

 

無効なトラフィックにはクリックだけでなく、インプレッション(広告の表示回数)も含まれるようで、どうやらこれに引っかかったようです。
(いや、そんなに頻繁に表示させてたっけ?)

 

さらに、こんな記述も……

support.google.com

この中の”広告のトラフィックとアプリユーザーを把握する”には
ユーザーが無効なトラフィックに関連する疑わしい行為をしていないか、以下の点を確認するように記載しています。

 ・ユーザーのアクセス元はどこか?
 ・ユーザーはアプリでどのように行動しているか?
 ・ユーザーはアプリのどの画面を閲覧しているか?

 

ここ数日の私の行動……

 ・ユーザーのアクセス元はどこか? →私
 ・ユーザーはアプリでどのように行動しているか? →立ち上げてニヤニヤしてる
 ・ユーザーはアプリのどの画面を閲覧しているか? →タイトル画面しか表示してない

 

つまり、無効なトラフィックとして私の一連の行動が引っかかったというわけです。
うっ、まじかぁ……

 

最後に

リリースして数日、アプリのDL数が伸びました。
新着アプリとしてGoogleStoreに並んだからみたいです。
本アプリは英語版にも対応していて国内だけでなく、他の国でも配信をする設定にした事で、新着アプリに掲載するのが他より遅れたみたいです。

その結果、バナーが表示されていない状態でDL数が伸びる事に。
なんでこのタイミングで……

天網恢恢疎にして漏らさず。(お天道様は見てます)
怪しい行動は控えましょう。それでは、今回はこれまで。

 

 

【規約関連】GooglePlayデベロッパー販売/配布契約について その3 最終回


前回、前々回に引き続きGooglePlayデベロッパー販売/配布契約に関するまとめ。

まとめというより自分に分かる言葉に置き換えているだけなんだけど、まぁその辺は気にしない。

 

さっそくやっていこう。

9.プライバシーおよび情報

Google側がユーザーやデベロッパーのアプリなどから情報収集してるけど大目に見てねっていう内容。

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9.プライバシーおよび情報

9.1

Googleの ”ぷらいばしーぽりしー” も確認してね。

(詳しくは下記参照。)

policies.google.com

 

9.2

アプリや端末の使用統計情報を収集するけど許してね。

 

9.3

集めた情報はサービスの向上や技術革新のために使用するよ。

集めたデータの一部はGoogleConsoleから確認できるよ。

 

9条の内容はこのくらい。時間があればGoogleのプライバシーポリシーも確認するといいかも。

こちらは親しみやすいレイアウトをしていて好印象。

親切な顔をして一度に理解できないような大量の情報をご提示する様は、携帯ショップの販売員の対応を彷彿とさせる。

からかい半分で来店するなら流し読み推奨。また時間のある時にじっくりと向き合うのもいいかもしれない。

 

10.本契約の終了

タイトルのまんま。契約の終了に関する規約。

デベロッパーの都合で終わらせる場合とGoogleの都合で契約を打ち切る場合について記載されている。

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10.本契約の終了

10.1

僕(Google)か君(デベロッパー)が終わりを告げなければ、僕たちの関係(本契約)は永遠(継続して効力を有します)だよ。

 

10.2

君(デベロッパー)がこの関係の終わりを望むならそれで構わない。

荷物をまとめて(アプリを全部非公開にして)、鍵(GoogleConsoleのアカウントなど)も捨てて(使用の中止)くれればいいから。(余計にわかりづらい!)

 

10.3

僕(Google)が別れを切り出す場合は、30日前までに書面を出すから。

あと、こんな事は無いと思うけど、こういう事をしたら即、別れるから。

a)契約などの規定に違反したら

b)法律で解約が義務付けられたら

c)認定デベロッパーじゃなくなったら。Androidソフトウェアの使用を禁止されたら

d)GoogleがGooglePlayの提供を終了すると決めたら

これらの場合は即終了って事もあるから。ヨロシクね。

 

10.4

僕らの関係が終わったら、アプリの販売、配布はもうしないから。

ただサポートの目的でアプリのコピーを僕が保持する事はあるよ。

 

10.3の法律で解約が義務付けられたらって言うのは、例えば新しい法律の規制など受けた場合ってケースが考えられる。例えば社会現象になったポケモンGOはながらスマホを助長し、危険すぎるから禁止と法律で定められた場合などかな。

 

11.表明および保障

アプリに含まれる知的財産などはデベロッパーに帰属しているよね、大丈夫だよね?って話。

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11.表明および保障

11.1

他の会社の知的財産とか侵害してないよね?

 

11.2

他の会社の知的財産的な物を使ってる場合はちゃんと許可取ってるよね? 使っていいってちゃんと権限もらってるよね? 許可を取ってない物は持ち込まないでよね。

 

11.3

ユーザーとの間で何かトラブルになったら君(デベロッパー)の責任だからね。

適用されてる法律全部、全世界においてそういう事だからね。

 

11条の内容は当然と言えば当然の話。知的財産権については各自勉強しておきましょう。(パクリ、ダメ。絶対!)

 

12.保障に関する免責事項

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12.保障に関する免責事項

12.1

GooglePlayConsole、提供ができる限りはサービスは続けたいと思ってるよ。

でも保証がある話じゃないからね。それぞれの責任でサービスを使ってね。

 

12.2

GooglePlayのサービスやGooglePlayを使ってDLした物の使用は君(デベロッパー)の裁量、責任で使ってね。使ったことでパソコンが壊れたり、データが飛んじゃったとしても僕(Google)の責任じゃないから。君の責任だから。

 

12.3

どんなことがあっても、どんな状況でも僕(Google)は保証しません。

 

Googleのシステム、サービスを使って何か不都合が発生しても会社側の責任だからねって話。たしかにイチイチ保証するかしないかなんて話をしてたらキリがないしね。

 

13.責任の制限

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13.責任の制限

何があっても僕ら(GoogleGoogleの関連会社)は責任を負わないから。

(法律で定める範囲での話ね。)

 

契約を定める側(Google)としては絶対に抑えておきたい内容です。

 

14.保障

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14.保障

 

14.1

君(デベロッパー)が何かしでかして、僕や僕の仲間(Googleとその関連会社、役員、従業員個人、プロバイダなど)に責任が及ぶような事があったら守ってね。そんでもって補償もして、その件について僕らは免責にしてね。

 

14.2

公開したアプリに対して第三者が何か言って来て、僕や僕の仲間(Googleとその関連会社、役員、従業員個人、プロバイダなど)に責任が及ぶような事があったら守ってね。そんでもって補償もして、その件について僕らは免責にしてね。

 

15.契約の変更

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15.契約の変更

 

15.1

契約はいつでもするから。気に入らなかったらGooglePlayの使用を終わればいいよ。

契約書はいつ変更するか分からないから随時確認しておいてね。

 

15.2

変更した契約内容は過去のことには影響しないから。

契約変更の告知後にデベロッパーになった場合はその時点で。

既存のデベロッパーの場合は告知に記載された日に発行になるから。

(法律で義務付けられた場合はすぐに)

とくに了承を取るなんて事はしないから、同意しているとみなして進めていくからね。

 

15.3

契約内容に文句があるならGooglePlayを使用しなくてもいいよ。

使用するって事は契約に同意したって事だからね。

 

契約関連の変更は逐次発生するので確認しておくといいですね。

(私は何かあった時はネットニュースとかで知るタイプですけど。)

 

16.法的一般条項

最終項。外堀を埋める的な話。

 

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16.法的一般条項

16.1

この契約内容はGoogleデベロッパーの間で取り交わされた完全なる合意に取って代わる物です。契約内容に合意したってことでいいよね。

ちなみに日本語で書かれたドキュメントは参考程度のドキュメントなので法的拘束力はないです。契約は英語版で交わされたって事になるから、何かあった時は英語版を読んで出直してきなさい。

 

16.2

何かあった時に、僕が何もしなかったからって僕は権利を放棄したわけじゃないよ。

 

16.3

司法判断によりこの契約の条項に問題があると判断されても、問題があるのはその条項だけで、他の条項は有効だからね。

 

16.4

僕(Google)だけじゃなく、僕の友達(Googleのグループ企業など)も僕と同じような権利を持つって事にしよう。(第三者の受益者に成りえる)

 

16.5

いろんな地域で公開できるから、各地域の輸出管理法令は遵守するようにしてね。

 

16.6

勝手にこの契約で定められた権利を他の人に渡しちゃダメです。(アカウントなど)

まぁ買収とか、合併は仕方ないけど。

 

16.7

デベロッパーに契約の支配権の変更が発生したらGoogleの判断でこの契約を打ち切る事もあるから。

 

16.8

契約に関する異議申し立てがあるなら基本カリフォルニアの裁判所が管轄になるから。

他、Google側は任意の所で申し立てできるから。

 

16.9

契約が終わっても、僕らズットモだからね!

(契約満了、終了後も一部契約の効力は継続します)

 

以上。終わり

 

今回は3回にわたり、Googleデベロッパー販売/配布契約に関する内容を見てきました。

書き直して判り易くなったかって言うと疑問ですが……

そういう人は原本の方を読んでいただければ。

 

なお、初回でも記載しましたが、私は法律の専門家でも契約書を読み慣れているわけでもないので、解釈の違いなどがあるかもしれません。

この記事の内容は個人的な解釈、見解という事をご留意して頂ければ幸いです。

 

【規約関連】GooglePlayデベロッパー販売/配布契約について その2


前回の続き。

GooglePlayデベロッパー販売/再配布契約について

 

前回は第三条まで確認したのでその続きから。

第四条は少し長いです。

 

4.デベロッパーによるGooglePlayの使用

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4.デベロッパーによるGooglePlayの使用

4.1
デベロッパープログラムポリシーも確認してね。play.google.com

デベロッパープログラムポリシー自体の内容は信頼されるアプリを制作するためにはこんな所に注意してアプリを制作してねって話。

内容が多岐にわたるけど、こちらも確認しておくのがよろしいかと思う。

今回は割愛させてもらうけどね。

 

4.2
アプリに関する必要な情報とサポートはしてね。
対象端末上で機能するために必要なアクセス権限について正確に開示してね。

 

これはGooglePlayで公開すると更新日やサイズ、インストール数、提供元と一緒に”権限”って項目があるけれど、これにも関係する事と思われる。

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GooglePlayでの表示

制作時にAndroidManifestファイルに関連する項目を忘れないように記載しようって事になるのかな。(自動でやってくれるので、あまり変更した事はないけど。)

 

4.3
発行してあげたGooglePlayConsoleのアカウント管理はちゃんとしてよね。
何かあっても僕(Google)は責任取れないよ。
あと、場合によってはアカウントの数は僕の方で制限する事もあるからね。

 

4.4

君(デベロッパー)が作って僕の店(GooglePlay)で発表した物については僕は何の権利も主張しないからね。

(これについては何らかのマージンを取ったりすればとんでもない利益を得られるんじゃないって思うんだけど、サービス料や広告収入だけでいいって言うのは太っ腹なのか? いや、それでも相当だけど)

 

4.5
僕の店(GooglePlayStore)で商品を出す以上、他の店の商品(Android端末で動くGooglePlayを介さないアプリ)の配布を促進するアプリは出さないでよね。

※例えばGooglePlayに置けるアプリは100MBの制限(プレイ後に追加DLならOK)があるので、ゲームの序章をGooglePlayに置いて、本編は自身のサーバから落として遊んでもらうなどはNG。要注意です。

 

4.6
法律やガイドラインで認められている目的でのみGooglePlayは使用できるよ。

(詐欺や犯罪を行うアプリは当然ダメ。)

 

4.7
ユーザーから出てきたアプリへの苦情は全部開発した君(デベロッパー)が責任を負ってね。僕(Google)は知らないから。
連絡先情報はちゃんと更新してね。ちなみに君の連絡先は僕のお店(GooglePlay)でユーザーが確認できるようにしておくから。

それと、ユーザーからの問い合わせがあったら、
有料アプリは3営業日以内、僕(Google)が緊急案件と判断した問題については24時間以内に応答するように!【重要】
もしも十分なサポートが提供されてないって事なら対象商品を目立たない位置に移動したり削除したりする可能性もあるからね。

 

4.8

アプリを通じてユーザーの個人情報を取得する場合、ちゃんと法律に則ってプライバシーの保護などに努めてよね。
個人情報を収集してるなら、ユーザーにちゃんとその事を伝えること。
それと収拾した個人情報は目的外には使用しないこと。

他のアプリと連携させてアプリ間で個人情報のやり取りをする場合はユーザーと契約してちゃんと許可をもらってね。その場合はそっちの契約内容でいいよ。

ユーザーからGoogleアカウントに関する個人情報(メールアドレスなど)をもらった場合、ユーザーが許可した目的で使用する場合のみ使ってもいいよ。

 

※個人情報を収集するのならその目的をユーザーにちゃんと示してって事ですね。

(例:メルマガを送るためにEメールアドレスを収集、商品の送付の為住所を収集など)

逆に個人情報を目的外に使用することはNGです。

例えばアプリAに登録した個人情報を、別のアプリBに連携させて使用する事はNGです。この場合はユーザーに許可(契約)をもらう必要があります。

許可をもらった場合のみ、その契約内容に基づいて連携させることができます。

 

4.9
GooglePlayを攻撃するような行為に関与しないでね。
GooglePlayで取得したユーザー情報はそのアプリの販売や配布する目的以外で使用しないでね。

 

4.10
君(デベロッパー)の商品で何か問題があったら君の責任だから。
僕(Google)は一切責任は取らないからね。

 

4.11
ユーザーからの評価でお店(GoogleStore内)のどこにアプリを置くか決めることもあるからね。
まだ評価が無いアプリは君(デベロッパー)の履歴で判断するよ。
まったく履歴が無い新しいアプリについては僕(Google)の判断で置く場所を決めるから。

※新規参入したアプリは新着に載りにくかったりするのはそのせいかも。

 

第4条の内容はこんな感じです。

以下の内容はしっかりと確認しておくといいかもしれません。

気を付けないと契約違反になる事も。

 4.5 GooglePlay以外での対象商品の配布

 4.7 ユーザーへの問い合わせへの対応

 4.8 個人情報に関する取扱い

 4.11 GoogleStoreの掲載順に関わる項目

 

5.許可

Googleデベロッパーに対して許可してほしいな。お願いw って話。

内容をまとめようと思ったんだけど、合ってるか自信がないので何とも。

とりあえずまとめてみる。

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5.許可

5.1

ちょっと許可してほしい事があるんだ。僕(Google)に以下の事を任せてほしい。

 a)GooglePlayの運営及びマーケティング
 b)アプリをインストールする端末およびサービスに関するマーケティング
Androidのこと??)
 c)デベロッパーの代理としてアプリのストレージやユーザーアクセスを可能にし、第三者ホスティングサービスを提供できる事。(??)
 d)GooglePlay、PlayConsole、Androidの改良
 e)アプリの非独占的、かつ無償で、複製、実行、表示、分析、使用ができる権限。
(eはアプリケーションセキュリティパートナーへのサブライセンスを持つデベロッパーが対象)

※b、cの項目に関してはちょっと自信がない。各自、解釈してください。(そして正解を教えてほしいです)

 

5.2
君(デベロッパー)の管理と指示に従って僕(Google)は対応するんでよろしくね。

 

5.3
ユーザーにはアプリを自由に使用してもらえるように非独占的で永続的なライセンスを許諾してね。(デベロッパーの都合で使えないようにしたりイジワルしたらダメよ。)

 

あとファミリーグループって機能があるんだけど、ファミリーグループって言うのは……(割愛)
もしもユーザーの使用を制限したい場合はユーザーとライセンス契約(エンドユーザーライセンス:EULA)を結んでね。EULAの内容については僕(Google)は責任を取らないから。

 

5.1については何でこんなにわかりづらい書き方してるの? 嫌がらせ? って感じ(もしくは私の理解力が足りないか)なので、気になる人は調べてみてください。(丸投げ)

 

6.ブランド表示および広報

6はデベロッパーの持つブランド(知的財産権など)の取り扱いとGooglePlay上のマーケティングでのブランドの取り扱いについて。

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6.ブランド表示および広報

6.1
アプリが含む知的財産権などのブランドは当事者に帰属します。
当事者(デベロッパー、Google、その他第三者)はブランドの権利等については許諾もしなければ取得もしないようにしますよ。

※キャラクターをGooglePlayで表示させたからGoogleにお金を払え! や勝手にGooglePlayで掲載したな。使用料払えっ!って話は無しねって事かな?

 

6.2
デベロッパーの商品を無償でGoogleStoreに表示させる事を許してね。

 

6.3
対象商品の販売促進などの目的に限り、関連会社についてもアプリのブランド(知的財産)を無償で使わせてよね。
例えば、Googleの広告、テレビCM、屋外広告、出版物もだし、何かのプレゼンテーション資料、Googleの顧客に対してアプリのプレイ動画やキャラクターなど

 

6.4
君(デベロッパー)はマーケティング目的に限りAndroidのブランド表示を使ってもいいよ。

 

6.5
君(デベロッパー)がアプリの販売、配布を中止した場合、アプリのブランド表示を中止します。(但し、ユーザーに再インストールの実施が必要な場合は例外です。)

 

アプリのキャラクターなんかをGoogleの広報などに無償で使わせてよね。
Googleだけじゃなくて関連企業にもキャラクターなんかを使わせてよね。って話だと思います。

勝手にでもいいのでGoogleの広報なんかに使用してもらえるくらい有名になりたいものですね。

 

7.プロモーション活動

GoogleがGooglePlay上で行うプロモーションに関する規定。
こちらは何かあったらGoogleが責任を取るって話みたいです。

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プロモーション活動

7.1
ギフトカードとかクーポンとかのプロモーションをさせてもらう事もあるけど許しテネ。プロモーションは一括でアプリの値引きをするって事はしないよ。
ユーザー側のアクションでアプリが値引きされるとかそんな感じになるかな。

以下の事を約束するよ。
 ・君(デベロッパー)への支払いに影響はないようにするよ。
 ・値引きはGoogleが行った事だってユーザーにちゃんと伝えるよ。
 ・君が設定した価格はちゃんとユーザーに伝えた上で実施するよ。
 ・値引き処理は僕の方でやるから君は何もしなくてもいいよ。
 ・何かあった時の責任は僕(Google)が請け負うよ。

 

7.2
プロモーションの際に君(デベロッパー)のブランドを使用させてね。

 

GooglePlayで時々行っているアプリの値引きキャンペーンに関する事ですね。

有料アプリ購入時に値引きしてくれるっていう。

 

8.対象製品の削除

リリースアプリの削除に関する条項。

デベロッパー側の意志で削除する場合や、法的に問題がありGoogle側が削除する事などがまとめられています。

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8.対象製品の削除

8.1
君(デベロッパー)はいつでもアプリは削除してもいいよ。
ただ、削除する場合はアプリの払い戻しなどはちゃんとやってね。

 

過去にアプリをダウンロードしたユーザーの権利は残るからね。
販売、配布を中止するってだけでユーザーの端末からは削除されないし、販売したアプリに対するデベロッパーのサポート義務は残るからね。

 

8.2
アプリが何か法律を侵して削除された場合、Google内のデータも全部消すから。
有料アプリの削除だった場合、ユーザーに全額返金するよう要請するかも。
(返金要請は販売から一年以内の場合、もしくは地域の法律に準じて等の条件あり)

 

8.3
僕(Google)に君のアプリの内容が適切か監視する義務はないから。
ただ何か以下の問題があったら僕の判断でアプリの承認を否認したり、アプリをGooglePlayから削除したり、アプリの分類を変更したりするから。

 

 ・法律違反
 ・Googleとの契約違反、およびプライバシーポリシー違反
 ・端末メーカーやプロバイダとの販売契約違反
 ・Googleなどに何らかの責任を負わせる恐れがある場合

 

アプリがユーザーの端末やデータに深刻な損害を与えるような場合はアプリを削除するかも。問題があった場合、支払いを保留にする事もあるよ。

 

8.4
端末メーカーとかに迷惑かけるようならアプリを強制削除するからね。

 

 

ひとまず……

今回はココまで。残りの条項は7つ。ひとつひとつが短いので、残り一回で終わりにできると思います。

 

4~8で特に気になったのは4の内容。

4.7のユーザーからの問い合わせは3営業日以内などは知らなかった人も多いのでは?

 

今回はここまで。それでは。

 

 

【規約関連】GooglePlayデベロッパー販売/配布契約について

タイトルからして仰々しい感じだけど、つまるところGooglePlayConsolを申請した際にGoogleと合意した契約内容を確認してみようと思ったのでまとめてみた。

 

GooglePlayConsoleの手続きで言えば↓の ”利用規約に同意する” の『GooglePlayデベロッパー販売/配布契約書』の方を今回は確認していこうと思う。

 

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ちょっと固い記事になりそうだけど、今後もアプリ制作をしていくならこういった制作以外の部分も気にする必要があると考えています。

考えてみれば当然のことから知らなかった事まで色々とあったので、こういった契約を意識していなかった開発者の人は目を通してみるのも面白いかもしれません。

 

なお、今回の記事で使用されている契約内容は2020年5月時点のもの(2019年11月に発行されたもの)です。今後、改定される事もあるのでご了承下さい。

 

始めに

 

契約書をちゃんと読まずに合意するなんてまずありえないよね。

きっと多くの人は真面目にこの契約内容に目を通して申請しているはずだから、こんな記事は不要だと思う。まぁ、そういう人は復習だと思って眺めてくれれば幸いです。

 

なお、私は法律の専門家でも契約書を読み慣れているわけでもなく、そもそも契約書なるものを真面目に目を通したことも無いような人物なので、この記事の内容は個人的な解釈、見解であることに留意願いたいです。間違いなどあれば優しく懇切丁寧に甘やかすようにご教示いただけると幸いです。

また私はGoogleを敬愛し、感謝し、崇めながら生きており、記事にもし過激な発言が含まれたとしてもフィクション、虚言、エンターテイメントの類だと理解してこの記事を読んでいただければ幸いです。(既にバカにしてる? いや、そういうわけでは……)

 

契約書の読み方

 

実際に契約書を読み進める前に、契約書の楽しい読み方を記しておきます。

 

契約書とは自身と相手の二者間(あるいは複数)に結ばれる約束事です。

その二者間を繋いでいるのは愛でも友情でも運命でもありません。

二者間を繋いでいるもの、それは利益享受の関係。

約束事が何も無ければ互いに貪欲に利益を主張する関係になるでしょう。

そうならない為に法があり、契約書があるのです。(たぶん)

 

契約書とは、互いの間に生まれる利益に何らかのトラブルが発生した時にどうするのかを記した約束事ノート。子供に言い聞かせるのであれば口頭でも十分ですが、それだと忘れてしまう事もありますよね。

だから、こうして忘れないように文字にして残しておく必要があるのです。(たぶん)

 

契約書は淡々と約束事が書かれているようにも見えますが、実はそうではありません。
日常的に、或いはトラブルの発生時、自分が不利にならないように、また自分が有利に立てるように様々な条項を規定しているのです。(たぶん)


契約書を読む時には契約書を制作した側の意図、裏側の思惑を読み解くようにしましょう。そこには推理小説も顔負けの恐ろしい陰謀が隠されている事も……(無いです。)

 

魔法少女のように契約したがために取り返しのつかない事にならないように、契約前にはしっかりと契約内容を確認しなければなりません。
それでは各条項に込められた真意を読み解いていきましょう。(大袈裟)

 

1.定義

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1.定義

第一条は各名称の定義です。
契約書で使われている名称がどういうものなのかを明確にしています。
重要な用語としては

 

デベロッパー:心根優しい青年。世界に名を響かせることを夢見ている。
(※本当は開発者のことだよ)

 

Google突然デベロッパーの前に現れた存在。強大な力を有し、力を貸し与えようとしている。その正体は神か、それとも悪魔か……

(※言わずと知れた大企業だね。いろいろな地域に存在しているよ。)

 

支払いアカウント:Googleからデベロッパーに授けられた力のひとつ。この力があれば強大な力(お金)を得る事ができるかもしれない。

(※アカウントが無いと支払いが受けられないよ)

 

支払い処理業者:Googleが使役する精霊。Googleに代わってデベロッパーに力(お金)を与えてくれる。お金にガメツイところが玉に瑕。根はいい子。

(※本当はGooglePlayを使って発生した利益を処理している業者の事だよ。)

 

対象製品:デベロッパーの力が結晶化したもの。世界を変える力を持つ。

(※デベロッパーが開発したアプリ、サービスのこと)

 

対象税金:力の行使(売り上げの受け取り)の際に払わなければいけない対価。

Googleよりも強大な力を持つ存在が世界に課した真理。力を行使する地域によって異なるとか……

(※税金のお支払いは正確に!)

 

と考えると理解し易いかもしれません。(効果は保証しません。)

 

なお、この記事は真面目な解説になっていない可能性もあります。
真面目に契約書を読みたい人は下記のページへどうぞ。(契約書のリンク先)

play.google.com

 

構成は、各項ごとのスクショの提示→解説(意訳?)といった流れになります。

スクショは重要そうな部分に赤でマーカー、アンダーラインを引いていますが、学生時代にノートを取るのが苦手で教科書の全てにアンダーラインを引いていた私なのでまとめ方が下手です。

各条項の詳細は各自で目を通していただくのがよろしいかと存じ上げます。

その辺りを留意しながら一笑に付して頂ければ幸いです。

ってことで、次から実際の内容を見ていきます。

2.本契約への同意

 

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2.本契約への同意

要約すると……

2.1
GooglePlayで商売したいの? それなら僕(Google)と契約しないとw
契約後、”君(デベロッパー)が指示してくれたら”、君の商品をユーザーに紹介、販売するよ。(逆にいえば、君が何も言わなければ僕は何もしないけどね。あはは)
この契約に同意したら、君は僕に”常に”、”詳細で正確な情報を提供”してくれよな。

 

2.2
僕が君を認めない限り君の商品(アプリ、サービス)が僕のお店に並ぶことはないよ。
まぁその場合、この契約に自体も君には関係ない話だけどね。

 

2.3
君が誰かの代理(社内での担当など)でこの契約をしようとしているんなら、何かあった時は君じゃないくて、君の雇い主に出てきてもらうからね。トカゲの尻尾切りはさせないよ。それが認められないならこの契約は無いからね。

 

ってところかな?

2.1は当たり前の話なんだけど、デベロッパーが依頼した時だけGoogleはストアにアプリを表示したりDLできるようにしたりします。(逆にいえば勝手にGoogle側がアプリに掲載したりすることはない)

あと『PlayConsoleで常に詳細かつ正確な情報を提供し維持する』と言うのはデベロッパーに課せられた義務になるので注意しましょう。(怠った場合、Googleから何を言われても文句は言えません。)

 

3.取引関係、価格、支払い、および税金

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3.取引関係、価格、支払い、税金

3は金額の支払いなどについての条項。

3.1
デベロッパーはGooglePlayで展開しようとする商品に対してGoogleマーケットプレイスサービスプロバイダ(ネット上での取引事業者)に任命するように。
当該商品のマーケティングもするからね。私に任せておきなさい。

 

3.2
この契約の対象は無料アプリ(ユーザーが無償でアクセスできる対象商品)も有料アプリ(対価を支払ってアクセスする対象商品)も対象だからね。
売上の支払いのためには支払い処理業者からアカウントをもらってね。あっ、支払い業者との契約も確認しておいてね。

 

※3.2の条項の『デベロッパーの対象製品に対しデベロッパーが課金し……』の部分が意味がわからないんだけど、元となる英文( In order for You to charge a fee for Your Products and to be paid for Products distributed via Google Play,……)から察するに『デベロッパーが課金し』は悪訳で、『デベロッパーのアプリとアプリを介してGooglePlayに支払われた料金』って意味で、アプリの売上やアプリを介して発生した料金(課金)をGooglePlayに請求する場合って事だと思う。

 

3.3
アプリの販売価格はそっち(デベロッパー)で決めてね。
アプリの販売で何かしらの税金が発生する場合、僕(Google)の方でユーザーへの請求金額に税金を含めることもできるように許可してくれるよね。
支払い通貨の単位は支払い処理業者が対応できるならドルでも円でもマルクでもルピーでもOKだよ。

僕はお客さんに対しては現地の通貨で表示するかもしれないけどいいよね。通貨レート? うーん、僕の方でやっとくよ。(間違ってても文句言わないでね。)

 

3.4
商品の最終販売責任についての話をしておくよ。
ヨーロッパの方(欧州経済領域:EEA)に関しては僕(Google)が最終販売責任者になるよ。でもそれ以外は君(デベロッパー)が最終販売責任者だからね。
取り分はどうしよう? 価格は君が決めていいよ。僕はサービス手数料としてその価格の何割か貰うってことでいい? 手数料の中から支払い処理業者や認定プロバイダに分配するようにするからね。割合は……コッチを確認しておいてね。

support.google.com

 

3.5
アプリの販売時に税金がかかる国や地域があるんだけど、特定の国は僕(Google)の方で上手く納税しておくよ。その他の国については君(デベロッパー)の方で判断してね。
地域はちゃんと確認しておいてね。僕の方はこの範囲で納税処理をしておくから、君の方もちゃんとするんだよ。支払いだけど、サービス手数料と諸々の税金を引いた金額を君に支払うようにするから。
あっ、税金がかかる国や地域は随時変更するからよろしく。

詳しくは下記を確認してね。

support.google.com

ちなみに、日本はこんな感じだよ。

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国税庁に申告シクヨロ。詳しくは税理士に聞いてね。

 

3.6
源泉徴収って知ってる? その支払い義務が発生する場合は君(デベロッパー)に支払う金額の中から抜いておくから。

 

3.7
ちなみにこれまでは有料アプリの話ね。これからは無料アプリについて説明するね。
君(デベロッパー)は無料アプリもリリースできるよ。無料アプリの場合はサービス手数料はいらないから。その場合、お客さんに課金が発生しないように注意してね。
ちなみに、最初に無料って言って発売したアプリは途中で有料に出来ないからね。
追加で課金したい場合は別のバージョンでリリースしてよね。

 

3.8
払い戻しが発生したら払い戻しの処理をしておくから。払い戻しの金額については君(デベロッパー)への支払いから差し引くことにするから。払い戻しに関するガイドラインはこっちね。

support.google.com

 

こっちの記載に無いケースは支払い処理業者側の規約が適用されるから。
製品の購入で既に発生した税金の払い戻しは除外される場合もあるからね。

 

3.9
一度お客さんに販売/配布したアプリは追加料金なしで再インストールできるよ。
ただし、アプリが法的に問題があって販売/配布を取りやめた場合はGooglePlayから存在を抹殺するから。それ以降は再インストールできないよ。

 

第三条の内容はこんな感じ。

3.4のサービス手数料、3.5の課税に関する事は詳しく確認しておくといいかも。

あとは3.7の記載にある当初無料でリリースしたものは途中で有料にする事は出来ないって言うのは要注意。(有料版を出すなら別バージョンにする必要がある)

 

ちょっと休憩……

ひとまず第三条まで書いてみましたが、内容が長くなったので記事を分けます。
契約書は全部で16項まであり、全部書いていくのは時間が掛かりそう。
記事の内容は二つか三つになりそうかな。

って事で、今回はここまで。続きは準備出来次第、公開するようにします。

それでは。

【備忘】GooglePlayConsol申請手順

7thRoomEscapeの申請が落ち着き、Googleの審査待ちになったのでReachMoonの活動後に申請した申請内容をまとめておこうと思います。

 

第一弾はGooglePlayConsol。

GoogleStoreでアプリを出したいのなら、GooglePlayConsolを通さないといけません。

 

なお、こちらの内容は既にアプリを出している人は特に不要な内容です。

今後、アプリのリリースを考えていたり、今は特にそんな事は考えてないけど後学のために知っておきたいなんて人に向けています。

なお、記事の内容は2020年5月の段階の物です。今後、手続き内容が更新される事もあるかと思います。

なお、手続きに関しては記事を読まなくても進められると思います。

なお、記事の内容は記憶を元に構成していますので間違いなどあるかもしれません。

なお……(とっとと始めろ。)

 

始めに、GooglePlayConsolって何?

GooglePlayConsolとはGoogleが提供するサービスです。

 

登録するとデベロッパーアカウントが作成され、そのアカウントを使ってGooglePlayConsoleにログイン。アプリの申請手続きなどのサービスを受ける事が出来るようになります。

 

詳しくはコチラ。公式サイトです。

developer.android.com

概要だけ列挙すると提供されるサービスはこの辺りですかね。

  • 制作したアプリの申請
  • 内部テスト管理
  • 品質の可視化(クラッシュレポートなどの収集)
  • 獲得ユーザー、評価などの統計情報の提供
  • キャンペーン、プロモーションの補助

                       etc……

 

登録する前の認識はアプリの申請を行うために登録が必要なサービス程度にしか思っていませんでしたが、触れてみると様々な事が至れり尽くせりで出来る感じでした。

 

おはようからおやすみまで。揺りかごから墓場まで。

GooglePlayConsoleとは、創造主(開発者)が作り上げた受精卵(アプリ)をこの世に産み落とす(ストアに並べる)だけでなく、その後のサポートまでしてくれるサービスというわけです。(違う)

GooglePlayConsoleを使いこなせれば世界を制することができるでしょう!(誇大広告)

さぁ、あなたもGooglePlayConsoleに今すぐチャレンジ!(すみません。茶番です。)

 

※GooglePlayConsoleで出来る事については別途まとめるようにします。

 

申請手順

前置きが長くなりましたが、申請手順について記載していきます。

と言っても、申請はそれほど難しくないです。

申請に必要な物ですが、以下の物が必要になるのであらかじめ準備しておいてください。

  • 揺るがぬ心
  • アプリへの熱い想い
  • 世界に立ち向かう勇気

違います。

  • Googleアカウント
  • 登録料25ドル(クレジットカードでの支払いのみ)

があればOK。

登録料の支払いはクレジットカードのみです。持ってないから申請できない?

これくらいの試練は乗り越えましょう。(学生さんなんかは保護者の方に相談してね)

 

準備が出来たら登録を進めていきましょう。

まずはコチラの登録ページへ進みます。

 

play.google.c

 

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利用規約の同意

ページに進むとGoogleアカウントでのログインと、利用規約の同意が求められます。

利用規約を確認したら”支払いに進む”ボタンを押して支払いに進みます。

 

ちなみに利用規約は英語で記載されていますが、ページ下部に表示言語の選択ができるようになるので、私のように日本語が得意な方はそちらで目を通すと良いでしょう。

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利用規約

 

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購入手続き

$25.00の支払い。こちらは登録料になります。必要事項を入力しましょう。

GooglePlayConsoleを受けるための支払いはここでの一回きりとなります。

カード支払いに慣れていないとドキドキしますね。(いや、私はドキドキしませんでしたよ。本当です。本当ですからっ!)

 

購入ボタンをポチっ。

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支払いが完了しました。領収書はメールで。

確定申告などで申請する方はご利用ください。

 

”登録を続行”を押すとアカウント情報の入力ができます。

これで無事に登録が出来ました。

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登録完了

登録手続きはこんな感じで進みます。

必要な物が揃っていればほんの三分くらいですかね。

 

まだ登録されていない人は、”揺るがぬ心” と  ”アプリへの熱い想い” と  ”世界に立ち向かう勇気”  を用意して申請してみてはいかがでしょうか。

って事で、今回はココまで。それでは。

 

 

 

7thRoomEscape 申請状況

GoogleConsoleでリリース準備を進めています。

 

ReachMoonの前に所属していたチームでは申請担当が別にいたので、私はアプリのapkファイル(aabファイル)を作って、アイコンを作って、GooglePlayに載せるアプリ説明文を作って、まとめてもらったレーティングの質問に答えて、内容をチェックしていただけなのですが(だけなんですが?)

 

アプリもデバッグまで完了したので、申請作業を進めました。

Googleconsoleの申請手続きについては別途まとめようかなと思ってます。

 

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申請状況

緑のチェックが入っている所が設定をしたところですね。

ストア掲載文や表示画像、アプリの対象年齢や販売方法(無料、有料)などを設定する必要があります。(この辺りも今後 備忘に記事としてまとめておきたいなぁ)

 

とりあえず、必要な設定は終わったし、これでGoogleの中の人が申請を進めてくれるのかな?

その辺りがイマイチわかってないんだよね。まぁ、出来る事もなさそうだし、今日はここまで。たぶん何か連絡が来るんじゃない?(大丈夫か??)

 

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だいたいの設定が終わり、アプリのリリースのページを見てみると ”製品版として公開を開始 ”のボタンが押せるように?

あれ? もう公開できるの?

審査は??

 

そういえばaabファイルをアップしたのは数日前だったっけ? 審査って既に通ったって事? まぁ二の足踏んでても仕方ない。公開してやれっ!

 

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本当に?

うっ、本当に大丈夫?(キャンセルボタンを押す事を二回ほど繰り返す。)

い、いったれ~!

 

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たった今完全に公開しました。

そして表示される ” 完全に公開しました。”の文字……

えっ、マジで? リリースできたん??

審査は? アレ??

 

…………

 

やったぁ!

 

って事で、無事に公開されました。GoogleStoreに並んだのかな?

どれどれ……

 

あれ? 検索しても出てこないんだけど……??

あ、切り替えたばっかりだからまだ検索対象に出てないんかな?

でもまぁ、これで一安心だ。今夜は祝杯だっ!!

 

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まだです。

って事で、GoogleConsoleのトップ画面に戻る私。

トップ画面には申請手続き中のアプリやリリース済みのアプリなんかが並ぶみたいです。完全に公開された我がアプリが誇らしげに佇んでいますね。

 

ステータス:公開待ち

 

ん? 公開待ち? ってまだ公開されてないんかい!!

って事はまだ審査中ってこと!? どうりですんなりいくはずだ。(がっかり)

 

って事で、正式リリースはおあずけ状態になってます。

はぁ、騙された。(勝手に勘違いしただけ。)

 

 

 

 

アイコンを設定したいのです。そのに


 AndroidStudioでアイコンを設定したいっ!

って話を前の記事でやっていますが、ここからが本題です。

 

AndroidStudioには "Image Asset Studio" というツールが入っていて、それを使えばアイコンが設定できるようです。

 

詳しくはユーザーガイドを確認してもらえばいいのですが、せっかくなのでImage Asset Studioに触れてみようと思います。

developer.android.com

 

Image Asset Studio で作成できるアイコンは以下の三つみたいです。

(コピペ)

  • ランチャー アイコン
  • アクションバー アイコンとタブアイコン
  • 通知アイコン

 

 

 

どこに使ってるアイコンだよっ!

ランチャーアイコンはホーム画面で使用されるアイコンですね。

アクションバーアイコン(アプリバーアイコン)は以下の場所に表示されるアイコンみたいです。

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アクションバー

タブアイコンはマルチタブ画面で使用されるアイコン。(参考画像が無かったので各自google先生に聞いて下さい。)

通知アイコンは画面最上部の左側に表示されるアイコンですね。

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通知アイコン


Image Asset Studioは プロジェクトウィンドウから [ ImageAsset ] (画像アセット)を選択することで遷移できます。

f:id:ReachiMoon:20200521182117p:plain

resを右クリック。New(新規)> ImageAsset(画像アセット)を選択。

 

f:id:ReachiMoon:20200521182420j:plain

画像アセット画面

 

画像アセット画面が表示されます。

左側にイメージの設定、右側にアイコンのイメージが表示されます。

各項目を確認していきましょう。

f:id:ReachiMoon:20200521191328j:plain

①アイコンタイプ

こちらはタブで選択するようになっています。

Android8.0に対応している場合、"Launcher Icons(Adptive and Legacy) "のままでOK。

Android7.1以下の対応という事なら"Launcher Icons( Legacy only) "にしましょう。

(7.1以下のみを対象とするなんて事があるかは分かりませんが。)

 

また、その他に、[Action Bar and Tab Icons] [Notification Icons]が選択できます。

[Action Bar and Tab Icons] を選択すればアクションバーやタブアイコンの作成が。[Notification Icons] を選択すれば通知アイコンの制作ができます。

詳しくは前述のユーザーガイドラインを参照ください。(面倒になった)

 

②Layer選択タブ

Layerの前景、背景を選択します。また、既存タブでは特定のAPIの形状を指定することができます。詳しくは後ほど……

 

③ソースアセット

前景、背景レイヤーの設定を行う事が出来ます。

これも詳しくは後ほど。

 

④スケーリング

配置した画像の大きさを調整できます。

トリムを選択すると画像の周囲の透明余白部分を削除した状態で画像サイズを調整して配置してくれるようです。(なるほど、わからん。)

目視で見ながら調整できるので操作してみればいいさ。

 

⑤プレビュー変更

初期はxhdpi (96*96) 。ここで設定を変更するとプレビューに表示されるアイコンのサイズも変更される。

mdpi(48*48)、hdpi(72*72)、xxhdpi(144*144)、xxxhdpi(192*192)などに切り替えることができる。

 

⑥セーフゾーン表示

チェックを入れる事でセーフゾーンの補助線が表示される。

Android8.0より、アイコンは端末ごとに丸や角丸など統一された形で表示されるようになったが、どのアイコンに統一されているかは端末メーカーが設定したマスクの形になるようです。

セーフゾーン内であればメーカーが設定したマスクでカットされないエリアになりますので、アイコンのデザインでカットされると困るデザイン(文字など)はセーフゾーンの中に納まるようにデザインした方が良いでしょう。

 

と、ここまで書きましたが……

これ、実際に動かしてもらった方が早いです。

 

②のレイヤータブと、③のソースアセットの辺りだけ補足しておきます。(補足不要かもしれませんが……)

 

Layerの各タブ構成はこのようになっています。

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Androidのアイコンは前景と背景を重ね合わせて作る事が出来るようになっています。

 f:id:ReachiMoon:20200521162221p:plain

このアイコンの場合、前景の白いロボット(ドロイド君というらしい)の画像部分(周囲は透明で抜いてある)と背景の緑に方眼線が入った画像で構成されています。

ForgraundLayerタブ、BackgroundLayerタブの”pass”(パス)の所にそれぞれ前景と背景の画像を選択してやる事で、プレビューに合成した画像イメージが表示されます。

 

実際にやってみましょう。

以下の二枚の画像を用意しました。これを前景と背景のパスに設定します。

f:id:ReachiMoon:20200521200345p:plain

前景

f:id:ReachiMoon:20200521195904p:plain

背景

設定後f:id:ReachiMoon:20200521200804j:plain

前景に配置した画像が大きすぎるような場合は④のスケーリングで大きさを調整しましょう。

 

また、画像を用意しなくても簡単なデザインであればクリップアートや文字の組み合わせでアイコンを制作することができます。

 

f:id:ReachiMoon:20200521201750j:plain

クリップアートと文字の組み合わせ。

クリップアートには単純ながらも豊富なデザインが選択できます。

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文字と単色背景の組み合わせも可能。

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複数の形状のアイコンの 見た目をプレビューで一括で確認できるので便利!

 

ここまで来たらあと少し。次へを押せば出力先が確認できるので完了を押して完成です!

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長々と書いてしまいましたが……

触ってみればどうという事は無い内容でした。

 

ImageAssetStudioを使用するメリットについてですが、アイコンの前景と背景を設定を細かくしておくことで様々な端末で最適な形で表示されるようになる事ではないかと推察しています。(個人的な見解です。他にも何かあるかもしれません。)

 

resフォルダの画像を直接編集してもいいですが、簡単なのでImage Asset Studioも使ってみると良いかもしれませんね。